よしなしごと

日常と想像のおはなし

母の言葉

子供の頃 母がよく言っていた言葉に
「自分がされて嫌な事は 人にしてはいけません」というのがありました。

同じクラスに 気に入らない子がいると わざわざ意地悪する子がいて 私も
よく わざとらしくぶつかられたり 嫌味を言われたりしていました。
売られたケンカなので3倍返し位したいと思ってしまうのですが
いつも母の言う言葉が頭に浮かんで 行動に移せなくなり、やられ損で
悔しい思いをしていました。

今、思い出すと 性格悪い子供が多かったなぁと(笑) 
良い思い出の少なさに 悲しくなります。
だいたい 気に入らないなら 関わらないでくれればいいのにと、
また もし私が悪いのなら そんな悪役に わざわざならなくていいのにと
思いませんか?

母の口癖のせいで 私がどれだけ嫌な思いをガマンしなければならなかったか
そして 常に相手が嫌ではナイかを考えてしまい 何も出来なくなったかを
母はわかってくれていただろうかと考える事があります。

けど、今聞いたところで きっと母は「あら、そうだったかしら」程度の事しか
きっと言わないと思います。その言葉を聞いて 腹立つのも無駄なので 私も
わざわざ蒸し返す事はしないでおきます。

気に入らない人がいると 無性にイジワルしたくなる人いませんか?w
自分がされたら嫌だけど 自分がするのは別に良いとか思ったりしていませんか?
自分は特別なんて物事はありませんし、わざわざ悪役になる必要もありませんよ。 

性格悪い人というレッテルを貼られないで下さいね。
そして 自分がされて嫌な事は 人にしないであげて下さい。